「best soil mix」 購入〜栽培実験

園芸

巷で話題の土

巷で話題の「best soil mix」(以下bsm)を買いました。

多肉、サボテン、コーデックスからブロメリアまでどんな植物でも使える「オールマイティな土」

「根張りが違う」

なんて触れ込みがインスタ界隈から入ってきてずっと気になっていたのですが、、、

「買いました!」

じゃーん!

bsm 3Lサイズ 高級感ある佇まい

なんとオサレなパッケージでしょうか!一目見ただけでハイエンド感が伝わってきます。

見た目からも分かるようにbsmは用土界のハイエンドモデルであり、お小遣い園芸家の私には指はくわえるだけで手が出ませんでした。

しかしなぜ考えが変わったのか?

そのきっかけは、bsmの開発者である熱帯植物栽培家の杉山さんのインスタLiveを視聴するようになったことです。

氏はLive配信は通称千本ノックと呼ばれ、視聴者から植物に関する質問をノージャンルで受け付けつけ、その場で即答していくスタイルです。

その回答にはプロならではの視点、ノウハウを惜しみなく披露しております。私自身インスタLiveを観たことで植物に対するリテラシーが向上したのを実感しております。

驚くべき事に氏はほとんど全ての質問に対し即答かつ明朗に解説していきます。 論理的だけど長嶋監督みたいな感じです。

以前即興のQ&Aに対応する為には、質問者より50 倍程度の知識が無いと成立しないという話を聞いた事があります。

実際氏の経験に裏付けされた知識はそういった逸話を連想させる程の理論と哲学があります。

気がつけば私は杉山節にどっぷりハマり信者となっていました。

Liveを観ていくうちにbsmに関する話題も出てきました。

bsmのこだわり

微塵を無くす理由

「根っこは怠け者」

楽して水を得られると頑張って根を張らない。

鉢の中で微塵が溜まっていると、その部分は水を含み水捌けが悪くなる。根は微塵の溜まった部分ばかりに根を張ってしまう。結果的に鉢全体に根を張らなくなる。

bsmは土を振るいにかけているだけでなく、洗浄工程を入れている。故に微塵が少ない。

視聴者の中でと植え替え時に粉が舞わない旨の発言が多く見られました。

硬質赤玉土

bsmに使用されている硬質赤玉土。氏は実際に産地まで行って視察していて、かなりこだわって選定している様です。

硬質赤玉土は地表〇mの限られた地層からしか採掘出来ない。雨濡と乾燥を繰り返すことで土が締まる特殊な層で、その上層(黒土)下層(鹿沼土)ではその様な現象は見られないとか。貴重な土なんですね〜

鉢上の状態は根張りをいかに良くするかで決まる。硬い土にすると根もカッチリする→鉢上の状態もカッチリする(締まる?)

特に根は硬質赤玉土の粘り気を好む。最高の根は硬質赤玉土を貫通した根。

他にも根張りを良くする為に用土に養分もしくは微量要素を含ませる細工を施してある的な記事を見た気がします。

上記の内容は私の記憶の範囲で書いているので、もし記憶違いがあればご指摘ください(笑)

つまりこのbsmは氏が「如何に根張りを良くするか」を突き詰めて辿り着いた土なのです。

「これは買うしかない、、、!!」

となり今回買った所存です。

では早速開けてみます。

袋をあけると土の良い香りがします

何種類かの用土が配合されていますが、すべて粒が小さいです。おそらく小粒。

根は硬いものに当たると分岐するという性質があるそうです。小粒にすることで衝突回数を増やし、根を細かくネットワーク状に張り巡らせるという狙いがあるのでしょうか?

通常用土の粒が細かいものばかりだと水捌けが悪くなる、もしくは微塵が溜まるという状態になりがちです。

しかしbsmは小粒かつ微塵が少なく水捌けが良いという2つの特性を両立している。その為上記の効果が期待できるのではないのでしょうか。

次は土の配合

「うーん…」

先に出た硬質赤玉土、軽石、黄色いのは鹿沼かな?、ベラボンほぐしたものも入ってるかな?

「あっ!」

拡大っ!!

よく見たら袋に書かれていましたw

配合を見ると特に変わったものを使っている訳では無く、ベーシックな多肉用土の様です。

アク抜きココチップを入れているのは保水性を足す意味合いでしょうか。

この土のミソはやはり徹底した微塵除去と根張りをアシストする細工にあるのかも知れません。

試してみよう

やはり普通の用土とどう違うのか?確認するには試してみるしかありません。

そこで私の配合用土と比較して栽培実験をしてみようと思います。

「てめぇ!杉山さんに勝負挑むつもりか!?」

そんなつもりは毛頭ございませんw

あくまで比較です!あくまで!

では実験用の植物はこちらです。

Opuntia vulgaris variegata “rainbow”

オプンチア

同程度のサイズが2枚づつ

n数が少な過ぎですね、、、

トーシロの為用意出来る植物がこれしかありませんでした。御容赦を!

なるべく同程度なサイズの株を半々で植えていきます。

まずはbsmで植込み

「オラ!」

はい!

いっちょ上がりです。

噂通り微塵が少ないです。粒も小粒より少し小さい気がします。洗浄をする事で一回り小さくなったのかな?

次は私の土2020SS

「・・・」

あれっ?

私の土2020SS…

土がありません。

ストックを切らしてしまったので配合し直しですね。

しかしbsmを見てヒントを貰っているのに、今まで通りのもの作ってもゲイはないですよね〜

方針転換です。

bsmを参考にアップデートした俺の土2020 fallで比較してみようと思います。

では配合!

硬質赤玉土!小粒

もともとは小粒・中粒を混ぜて使っていましたが今回は小粒のみで!

振るいにかけます!

振るいの代わりにホームセンタで買ったザルを使用

微塵を落とします

ガサガサ

モクモクと微塵が舞います

「うげぇ!」

防塵マスク欲しい…

粉が無くなるまで続けます。

「ガサガサ」

「ガサガサ」

振り続けること数分…

「・・・」

これ無限に出てくるんじゃね?

振っても振っても微塵は無くならず。おそらく粒同士が擦れてエンドレスに微塵を発生させています。

量を入れ過ぎて重みが増してしまったのか…

微塵が発生しないように優しく振ります。

「カサカサ・・・」

あかん!微塵出とる!

微塵を取る為に振るいにかける、そして微塵が発生する。

ヤマアラシのジレンマの様な状況です。いや違うか!

最初から手こずっております。振るい3年なんて言葉がありそうです!

まあ今回はお遊びなので

ほどほどのところで良しとしますw

次っ!日向土 小粒

土の質感が好きです。硬さがあり自分は軽石替わりに使っています。保水性は日向<軽石な気がします。

次っ!超硬質鹿沼土! 中粒

保水性を評価して使用。超硬質と言っても鹿沼土の中でという印象です。硬さでいうと、鹿沼<赤玉<<日向かな。pHの影響はわかりません。次は小粒を買おう。

次!矢作砂 小粒

これは硬さを評価して使用。保水性は0。

もともと飾り石として使ってましたが、杉山氏が昔の生産者は用土に砂を使用していた→根がカッチリ→作柄カッチリ的な話を参考に使用。

杉山氏もbsmに使用を検討したが、用土が重くなり過ぎるので控えたそうです。隠し味程度に入れてみます。

次っ!竹炭

Sio2が作物に与える影響を調べた時期に取り入れました。竹炭の多孔質な構造には抗菌・消臭作用が期待できます。焼成温度は中温度帯のものを使用。

偉そうに御託を並べましたが、まだ明確な効果は実感出来ていませんw

竹炭を振るいにかけた際の粉塵はエグかったですw

次っ!ゼオライト!

これもSio2の観点から使用。竹炭と溶出速度が違うのでは?

次!アク抜きベラボン!

写真撮り忘れ!

俺の土2020SSでは水捌けが良過ぎて保水性が足りなかったので気持ち多めに入れてみます。チップがデカいのでbsmを真似てほぐして入れます。

以上の用土をすべて振るいにかけて袋にぶち込みます!

竹炭のサイズばらつきが気になるな…

そして用土を混ぜ合わせます。

微塵が出ない様に細心の注意を払い混ぜ合わせます。赤ちゃんを抱っこする様に優しく揺すります。

混ぜ合わせました。

そしてここからが今回の目玉の工程になる水洗です!

水を張ったオケに用土をサッと潜らせます。

オケとザルはセットで購入 サイズピッタリ

「入水!!」

別アングルで

出汁が出できています

サッと用土を潜らせただけで一瞬で水が微塵スープに早変わりです。

植え込み前に水洗することで微塵の除去率が上がるのは間違いなさそうです。

微塵スープ一番搾り

水洗した用土がこちら

bsmを大胆にインスパイアした俺の土2020fall完成です。
色々と荒削り感がありますが…まぁよし!

あとは用土が擦れないようにさっと水切り、そそくさと植え込んでいきます。秋の夕暮れは早いので先を急ぎます。

「オラ!」

「ふぅ!」

なんとか終わりました。

いや、まだやる事があります。

最後のダメ押しで水やりをして鉢内の微塵を取り除きます。

ここでも痛恨の写真撮り忘れ。
写真はNaRさんから譲っていただいた青いオプンチア

微塵が無くなるまで水やりを続けます。

水洗したのに意外と微塵が出てきます。

植え込みの際も擦れが生じるのかな。

微塵は悪。徹底的に追い込みます。ここまで澄んだらおk

水やりをしてひとつ気付いたことがあります。

bsmの微塵めっちゃ少ない!

排水時の微塵量で言うとこんな感じ

bsm<<俺の土水洗あり<<<<水洗なし

あくまで体感ですが!

俺の土2020fallも水洗したのにこの差は…

この土どんだけ洗ってんだ…

左:俺の土2020fall 右:bsm

これで栽培実験の準備は完了です。

今回bsmを参考に振るい・水洗工程を加えて土作りしてみました。

めっちゃ大変です

しかし仕上がりをみるとやはりプロの土との差は感じます。

まだbsmの片鱗しか味わっていませんが、他の土とは違う凄みを感じました…!

そう!エンジン音を聞いただけでブルドーザーと認識できるように。他の土とは違う凄みを…!

まとめ

今後はbsmと俺の土2020fallの生育をレポートしていきたいと思います。鉢上げの際は根張りも確認してみようかと。

bsmの粒に細工された仕掛けがどの様に差が出るか興味深いです。

今回のレポートで杉山氏のこだわりが詰まったbsmの魅力が少しでも伝われば幸いです。

みんな!杉山氏のインスタLive観てくれよな!!

ではばーい!

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