あらすじ

地植え畑に新たな仲間Oさんが参戦しました。
そして最初の冬が訪れます。
時は2019年12月…
鬼が出るか蛇が出るか…
Oさんの冬越し対策
12月下旬の冷え込んだある日の夜、地植え畑メンバーのLINEに突如Oさんから連絡が…

植物がさむいって言っているのが聞こえます!

はぁ…

今から畑へ行ってきます!
暫くするとOさんから写真が送られてきました。

Oさんが施した策、それは「不織布のトンネル掛け」です。 風を多少かわし、霜よけになる。効果としてはそれくらいでしょうか?
私としては効果は懐疑的ですが、これも実験ですね。
私の対策
私も植物が寒がっているのを指をくわえて見ていた訳ではありません。
実は私もひとつだけ対策を施していました。
それがこちら!
カリです!
窒素・リン酸・カリ。肥料3大成分のひとつカリ(K)です!
私は資材被覆が面倒だったので気軽にできる施肥というアプローチで挑みました。
カリは別名「根肥え」とも呼ばれ、植物の根張りを促進します。しかし効果はそれだけでは無いのです。
カリにはその他にも「病気・寒さに対する抵抗力を高める」効果があります。
そんなカリを12月上旬、株元にパラパラと撒きました。写真は例のごとく撮り忘れです。
同じ品種で同じくらいの大きさの株があったのでカリ有り無しのABテストも行いました。
カリは水に溶けやすい即効性のある肥料です。
摂りすぎはカルシウム・マグネシウムの吸収を妨げ、欠乏症を引き起こす可能性があるのであげすぎ注意です。
・マグネシウム欠乏→葉の黄変
・カルシウム欠乏→新芽の生育悪化
ちなみにカリは「塩化カリウム」と「硫酸カリウム」が一般的に出回っております。塩化カリウムの方が価格が安いです。
しかし硫酸カリウムの方が肥料分としては上等らしいです。(植物に吸収された硫酸イオンが硫黄に分解されアミノ酸やタンパク質の基となります)
これでうまくいけば楽なもんです…
2019年12月30日
この日は畑納めでした。
そして天気はあいにくの雨!
植物達はずぶ濡れで最悪です🤗


なんだか色が変です😰

凍傷の跡が見受けられます

意外と大丈夫そう。こころなしか生長しているような…

凍傷喰らって変色しております。流石にユーフォルビアは厳しいかな

こちらも同じく変色してます


こちらは大丈夫そう。濡れていても美しい!

やられています。
ディッキアの中でも耐寒性には差がありそう。


ブロメリアと多肉はかなりの確率でダメージを受けているようです。
12月中旬から導入した温湿度計で抽出した温度データがこちら

なんと最低気温-3.7℃を記録しています!!こりゃー凍傷喰らうわけですね😢
畑が想定よりも冷え込む事が分かりました。
これから先どこまで冷え込むのでしょうか…
2020年1月
年が明けました


全然紹介してませんでしたが、100粒蒔いて唯一出た斑入りです。斑入りのくせにピンピンしています。

ノーダメージ

ついにダメージが浮き彫りに!変色した部分はブヨブヨです。

こちらのチビ株はまだ生きてます。真赤に染まりいちごの様な見た目です。
そしてまだ生き延びているは、石垣いちごと同様にマルチングした石からの輻射熱のお陰ではないかと考察しています🤔

こちらはギリギリ耐えています




一方Oさんが施したトンネル掛け
そちらが予想外の結果を生んでいます。
トンネルの内部へHere we go!!

「まじヤバいっす!!」
わかりますか?
ではアップで!

なんとOさんが植えたグラキリスがまだ生きています!
「ぜったい死ぬと思ってたのに~!!」
トンネルの中にある他の植物も大丈夫そう(写真は撮り忘れ)
不織布なめてました!!
風・霜を防ぐだけでは無く、冷たい雨が株元に滴るのを軽減してくれるのではないのでしょうか。
結果凍結による根へのダメージを防ぐ、植物への水分供給が抑えられ耐寒性向上に一役買っている…とか?
わかりませんw
今日はこの辺りで
ではばーい!

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