あらすじ
2019年ご縁がありまして「珍奇植物の地植え実験」を
はじめました。
初めての冬越しを経験して
良い結果、悪い結果どちらもありました。


凍結により生長点がすっぽ抜けました。合掌
同じ種族でも品種によって「耐寒性」にはかなりの差がありそうです。
冬越し1年目の結果をまとめるとこんな感じです。
①冬越し対策 ・カリ施肥 効果わからず ・不織布トンネル 効果ありそう ・予想外に寒さに強い株もある ②畑の外気温推移 ・思っていたより冷える -5.2℃ ・マイナス4℃あたりがボーダーライン?
あくまでサンプル数1なのでご参考までに!
最低気温 冬’19-20
3月に入り寒さのピークも過ぎ去りました。
畑に設置したデジタル温湿度で
今期の気温データを集計しました。

優れものです

温度計のスペックはこちらの記事で
その結果はこちら

オレンジの線が最低気温の推移です。
「うーん…」
思った以上に冷えてますね…
-5℃近くになる日もチラホラ
次っ!温度分布です。
12月から3月の各日の最低気温をカンウトしました。
縦軸が温度、横軸がカウント数です。

0℃以下に冷え込んだ日が計37日
地理的には温暖な地域だと思っていましたが、
予想より冷え込んだ日が多かったです😰
株に深刻なダメージを与えたタイミングは2,3度ありました。
多分-4℃あたりがボーダーラインかな?
–4℃以下を記録した日は計3日
あくまで予想ですけどね!
もしくは冷たい雨との相乗効果かな?
次!今シーズン最低気温

マイナス5.2℃!?
これはなかなかです笑
市街地からそれほど離れていないのですが…
裏山から冷気が降りて停滞したからとか考えています。
あとは「放射冷却」とか?
冬越し対策 結果と考察
カリ耐寒性向上実験
ちなみに12月上旬に私が仕込んだカリ耐寒性向上実験の結果を発表します。
ドゥルルルル…
そういうのいりませんね。
残念ながら施肥有り無しでの差は見られませんでした。
比較写真があれば良かったのですが、
結果に差が無さすぎて撮る気が起きませんでしたw
人間と同じでひとつの栄養素をドカンと与えただけで機能が劇的に改善なんて単純な話では無い様です。
バランスよく栄養分を摂取して相互作用による効果を高める方向の方が良いのかも知れません。
もうひとつこの畑では実験が行われていました。
不織布トンネル掛け
それはOさんの不織布のトンネル掛けです。

こちらは寒さが厳しくなった12月下旬から実施
結果は…
ドゥルルルルルルル…
はい、いらないですね!
結果は効果ありです!!
百聞は一見にしかず
Dyckia marnier-lapostolleiの同程度サイズの株でトンネル掛け有り無しで試しました。
野ざらし株は先程載せた写真です。

一方トンネル掛けした株の写真は…
「・・・」
あれっ?
ないっ!?
トンネル掛けした株の写真が見当たりません!!
撮った気がしたのですが、
おっかし〜な〜🙄
まあ不織布トンネル掛けの結果はノーダメージでした
証拠の写真が無いと説得力が無いですね。
他にもトンネル掛けした株で予想外に生き延びたのはグラキリスちゃんです。

でもアデニウム、赤肌彩雲閣はトンネル掛けでも死にました。
つまりある程度までは寒さをカバーしてくれるが、絶対ではありません。
生き延びれるかは株ごとの耐寒性によると言えそうです。
まとめ

2020年3月に入り、無事?冬を越すことができました。
今回かなり無茶な地植えの冬越し実験を行ってわかった事は
①やってみないとわからない
同属でも品種によって耐寒性の差はかなりある。一般的に言われてる耐寒温度よりも低い温度でも耐えられる品種は存在した。
②不織布トンネル掛けは寒さ対策に多少効果あり
ある程度の寒さ避けにはなりそうです。しかし元々寒さに弱い株は死ぬ
最後にユーフォルビアの「九相図」をお送りします。




写真はユーフォルビア赤膚肌彩雲閣の最後
植物にとっては私「鬼畜野郎」だと思います。
今期の結果は以上になります!
かな〜?
と言うのもこれらの実験はサンプル数が少なすぎます。
ダメな実験の典型です笑
これから何年か続けていき、再現性を確認していきます。
もう少し自信を持って言えるようになったら
改めて記事にします。
という訳で現段階では
話半分でお願いします〜🤗
ではこのあたりで!
ばーい!

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