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アデニウム アラビカムの育て方

園芸

アデニウム アラビカムとは

アデニウム アラビカムの育て方

学名

Adenium arabicum (アデニウム・アラビカム)

原産地

イエメン・サウジアラビア
アラビア半島南西部の山岳地帯に自生している。

アデニウム アラビカムの育て方
Adenium arabicumの自生地写真(イエメン)
出典:Adenium arabicum (Yemen-Saudi form) in the wild
 All photographs by Giuseppe Orlando except where noted
https://adenium.tucsoncactus.org/arabicum_wild.html

特徴

ぼてっとしたフォルムがかわいらしい塊根植物の代表格。
肥大した幹と根は貯水タンクの役割を果たしている。
これは自生地の雨が少ない気候と水持ちの悪い土壌に適応した結果と考えられる。
また春から夏にかけ美しい花を咲かせるのも魅力のひとつである。

日本で流通している株の多くはタイで繁殖されたもので、
様々な種と交配され雑種化している。正確には交配種の中から原種に近い雰囲気の株を「アラビカム」と呼称している。ピュアな原種ではない点は認識しておく必要がある。

育て方

アデニウムを育てるのに大切なポイントを簡単にまとめました。

アデニウム アラビカムの育て方

※こちらの年間管理表は太平洋沿岸部の地域(具体的には静岡県中部の平野部)を想定しています。
お住いの環境(地域や山間部など地形的要素)で管理移行時期が前後します。
桜の季節や夜間の最低気温などを目安にしていただければ失敗は少ないと思います。

水やりの頻度は目安になりますので詳しくは水やりの章をご参照ください。

アデニウムは時期によっては水やりには注意が必要ですが、
その時期を乗り越えれば夏~秋は直射日光・雨ざらしで問題ありません。
害虫に悩まされることも少なく強健な植物と言えます。

秋から冬にかけて落葉して休眠状態に入ります。
休眠期は活動が停滞しているため水はほとんど必要としません。
春先に休眠から目覚め新芽を展開していきます。

・アデニウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可です。
冬場には屋内に取り込める環境が必要です。

・アデニウムは毒性植物です。
剪定の際の樹液の付着・ペットが葉などを誤食しないよう置き場所には十分ご注意ください。

詳しくは以下の章で解説していきます。

置き場所

日当たり・風通しが良い場所を好む。
春~秋:屋外管理(時期により…雨のあたらない軒下~露天)
冬:屋内管理(日当たりの良い窓辺)

春先

屋外管理への移行時期は「桜が散る頃」または「夜間の最低気温が10℃以上」を目安とする。
その際枝先に新芽が芽吹いていなければ、株はまだ休眠しているので移行時期を遅らせる。
屋外移行後1ヶ月は冷たい雨が株へ当たらないように軒下で管理する。

アデニウムは休眠明けに多量の水分と寒さにあてると株の調子を崩す恐れがある。
ひと月経過したころには軒下から露天へ移動しても問題ない。

梅雨時期

この時期の雨ざらしは株の調子を上げるので、梅雨始めの1~2週間は雨ざらしでもよい。
しかし過剰な水分は根腐れを起こす原因になるので、それ以降は株を軒下へ移動する。

根腐れ:塊根部がブヨブヨになり腐りが発生する状態。最悪は株が死滅する。:塊根部がブヨブヨになり腐りが発生する状態。最悪は株が死滅する。

アデニウムは自生地での少雨環境で生き残るため「水がある時は吸えるだけ吸う」という性質で適応してきた。しかし日本の長雨ではそれが裏目に出てしまう。いくら水はけの良い用土でもひと月も湿った状態が続くと水分過剰になってしまう。

秋口

夜間の最低気温15℃を下回ったあたりで株を軒下へ移動する。

気温が下がることで株の生育が鈍くなる。
雨ざらしを避け、株への水分供給を徐々に減らして休眠へ誘導する。

冬場

アデニウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可である。

夜間の最低気温10℃を下回る前に株を屋内へ移動する。
日光と昼間の温度確保のため、日当たりの良い窓辺に株を置くことを推奨する。
最低気温10℃はキープできる環境が望ましい。

自生地環境から考えてもアデニウムは耐寒性を備えていない。
過去に軒下越冬を試みたが、氷点下を記録するころには塊根部がブヨブヨになり死滅した。
アデニウムを育てるには冬場に屋内で管理できる環境が必須である。

水やり

春先

アデニウムの休眠明けの水やりはとにかく少量からあたえる
多量の水を与えると根が吸いきれず、根腐れを起こす恐れがある。
ひと月も経つ頃には株も水を吸えるようになるのでその間の水やりは慎重におこなう。

軒下移行直後
軒下移行した直後は1週間ほど水やりを控える(屋外管理の慣らし期間)
その後10日に1回ほどのペースで水やりをする
始めは用土が軽く湿る程度の量で徐々に水量を増やしていく

軒下移行からひと月後
株の状態を観察し、用土が乾いたら鉢から水が溢れるまでたっぷりと水やりをする
水やりのペースは1週間に1~2回が目安
※お住いの環境によって用土が乾くまでの期間に違いがあります(日当たり・風通しの良し悪し)
株の状態を観察して水やりのペースを探ってみてください

水やりサインを読み取る(初心者~中級者向け)
新葉が十分展開したら試しに水やりの間隔をあけてみてください
水が不足していれば葉が萎れる、
さらに水不足が進行すれば葉先が枯れるといったサインがある
アデニウムは多少の水不足で枯れることは無いので、
日々の変化を観察して株を探ってみてください

春先以降は雨ざらしにしても問題ない
雨の量にもよるが、雨にあてれば水やりとしてカウントする。
水やりが面倒という方には手間いらずでおすすめである。
(梅雨時期・秋口は軒下管理)

梅雨

この時期の雨ざらしは株の調子を上げるので、梅雨始めの1~2週間は雨ざらしでもよい。
しかし過剰な水分は根腐れを起こす原因になるので、それ以降は株を軒下へ移動する。

秋口

夜間の最低気温15℃を下回るころから水やりのペースを徐々に落としていく。
雨ざらしは避ける(軒下管理へ移動)
水やり頻度を落とすことで株を休眠状態へ誘導する。

冬場

屋内管理へ移行したら水やりは月に1回用土が軽く湿る程度おこなう。
株が休眠していなくても低温期は根の活動が停滞している。
多量の水は根腐れを起こす恐れがあるので注意する。

完全に断水しても枯れることは無いが、用土を軽く湿らせて根の先端が枯れるの防ぐ
根の先端を枯らさないことで休眠明けの立ち上がりが良くなる

注意点

毒性

アデニウムの樹液には毒性がある。
剪定などの作業で手に樹液が付着した際は、速やかに洗い流すこと。
またペットが葉などを誤食しないよう置き場所にはご注意ください。

根腐れ

アデニウム育てる上で一番注意が必要なのは根腐れである。
休眠期・休眠明けは根の活動が停滞しているため、多量の水やりは根腐れの原因になる。
詳しくは春先・冬場の項目を参照

冬場の管理

置き場所

アデニウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可である。

夜間の最低気温10℃を下回る前に株を屋内へ移動する。
日光と昼間の温度確保のため、日当たりの良い窓辺に株を置くことを推奨する。
最低気温10℃はキープできる環境が望ましい。

自生地環境から考えてもアデニウムは耐寒性は備えていない。
過去に軒下越冬を試みたが、氷点下を記録するころには塊根部がブヨブヨになり死滅した。
アデニウムを育てるには冬場に屋内で管理できる環境が必須である。

水やり

屋内管理へ移行したら水やりは月に1回用土が軽く湿る程度おこなう。
株が休眠していなくても低温期は根の活動が停滞している。
多量の水は根腐れを起こす恐れがあるので注意する。

完全に断水しても枯れることは無いが、用土を軽く湿らせて根の先端が枯れるの防ぐ
根の先端を枯らさないことで休眠明けの立ち上がりが良くなる

害虫

アデニウムは害虫に悩まされることは少ないが、
環境によってはアブラムシ・ハダニ・カイガラムシが葉につくことがある。

対処方法
①粘着テープで害虫を付着させ取り除く
②殺虫剤の使用
スプレータイプの殺虫剤、浸透移行性剤(葉や根から薬剤を吸収して植物自体に一定期間の殺虫効果を持たせる)などがある


まとめ

アデニウムアラビカムの育て方
注意すべき点は時期による水やりと冬の置き場になります。
その点をクリアできれば長く付き合うことができる植物だと思います。
これから育てようと考えている方の参考になれば幸いです。

アデニウム アラビカムの育て方
アデニウム アラビカムの育て方12ヶ月

※時期の目安は太平洋沿岸部の地域(具体的には静岡県中部の平野部)を想定しています。
お住いの地域や山間部など地形的要素で時期が前後します。
桜の季節や夜間の最低気温などを目安にしていただければ失敗は少ないと思います。

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