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パキポディウム ゲアイーの育て方

園芸

パキポディウム ゲアイーとは

パキポディウム ゲアイーの育て方

学名

Pachypodium geayi  (パキポディウム・ゲアイー)

原産地

マダガスカル南西部の乾燥地帯に自生している

パキポディウム ゲアイーの育て方
出典:Bihrmann’s  CAUDICIFORMS
http://www.bihrmann.com/caudiciforms/subs/pac-gea-sub.asp

特徴

柱状に生長するパキポディウム。幹には刺を有し、肌色は明るい緑色から銀白色まで個体差がある。大株になるまでは枝の分岐はほどんどなく、現地では6~10mまで成長すると言われている。生育は旺盛で日本でも1年で5~8㎝ほどは生長する。

パキポディウム ラメリーと見た目が似ているが、両者を見分けるには葉を確認するのがわかりやすい。
ゲアイーは細葉で葉の緑色が濃く、葉脈はうすくピンクがかっている。
一方ラメリーはやや広葉で明るい緑色をしている。

前述したが幹の色は個体差があるのでそれだけでは判断が難しい。
これは予想であるが、親株もしくはそれ以前の世代で(自然的もしくは栽培環境で偶発的に)交雑された可能性がある。

育て方

パキポディウム ゲアイーを育てるのに大切なポイントを簡単にまとめました。

パキポディウム ゲアイーの育て方

※こちらの年間管理表は太平洋沿岸部の地域(具体的には静岡県中部の平野部)を想定しています。
お住いの環境(地域や山間部など地形的要素)で管理移行時期が前後します。
桜の季節や夜間の最低気温などを目安にしていただければ失敗は少ないと思います。

水やりの頻度は目安になりますので詳しくは水やりの章をご参照ください。

パキポディウムは時期によっては水やりには注意が必要ですが、
その時期を乗り越えれば夏~秋は直射日光・雨ざらしで問題ありません。
害虫に悩まされることも少なく強健な植物と言えます。

秋から冬にかけて落葉して休眠状態に入ります。
休眠期は活動が停滞しているため水はほとんど必要としません。
春先に休眠から目覚め新芽を展開していきます。

・パキポディウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可です。
冬場には屋内に取り込める環境が必要です。

・パキポディウムは毒性植物です。
毒性は低い部類ですが、剪定の際の樹液の付着・ペットが葉などを誤食しないよう置き場所には十分ご注意ください。

詳しくは以下の章で解説していきます。

置き場所

日当たり・風通しが良い場所を好む。
春~秋:屋外管理(時期により…雨のあたらない軒下~露天)
冬:屋内管理(日当たりの良い窓辺)

春先~夏

屋外管理への移行時期は「桜が散る頃」または「夜間の最低気温が10℃以上」を目安とする。
その際枝先に新芽が芽吹いていなければ、株はまだ休眠しているので移行時期を遅らせる。
屋外移行後1ヶ月は冷たい雨が株へ当たらないように軒下で管理する。

パキポディウムは休眠明けに多量の水分と寒さにあてると株の調子を崩し、場合によっては根腐れを起こす場合がある。軒下移行後の水やりには注意する(水やり参照)
ひと月経過したころには軒下から露天へ移動しても問題ない。

根腐れ:塊根部がブヨブヨになり腐りが発生する状態。最悪は株が死滅する。

秋口

夜間の最低気温15℃を下回ったあたりで株を軒下へ移動する。

気温が下がることで株の生育が鈍くなる。
雨ざらしを避け、株への水分供給を徐々に減らして休眠へ誘導する。

冬場

パキポディウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可である。

夜間の最低気温10℃を下回る前に株を屋内へ移動する。
日光と昼間の温度確保のため、日当たりの良い窓辺に株を置くことを推奨する。
最低気温10℃はキープできる環境が望ましい。

自生地環境から考えてもパキポディウムは耐寒性を備えていない。
過去に軒下越冬を試みたが、氷点下を記録するころには塊根部がブヨブヨになり死滅した。
パキポディウムを育てるには冬場に屋内で管理できる環境が必須である。

水やり

春先

パキポディウムの休眠明けの水やりはとにかく少量からあたえる
多量の水を与えると根が吸いきれず、根腐れを起こす恐れがある。
ひと月も経つ頃には株も水を吸えるようになるのでその間の水やりは慎重におこなう。

軒下移行直後
軒下移行した直後は1週間ほど水やりを控える(屋外管理の慣らし期間)
その後10日に1回ほどのペースで水やりをする
始めは用土が軽く湿る程度の量で徐々に水量を増やしていく

軒下移行からひと月後
株の状態を観察し、用土が乾いたら鉢から水が溢れるまでたっぷりと水やりをする
水やりのペースは1週間に1~2回が目安
※お住いの環境によって用土が乾くまでの期間に違いがあります(日当たり・風通しの良し悪し)
株の状態を観察して水やりのペースを探ってみてください

水やりサインを読み取る(初心者~中級者向け)
新葉が十分展開したら試しに水やりの間隔をあけてみてください
水が不足していれば葉が萎れる、
さらに水不足が進行すれば葉先が枯れるといったサインがある
パキポディウムは多少の水不足で枯れることは無いので、
日々の変化を観察して株を探ってみてください

春先以降は雨ざらしにしても問題ない
雨の量にもよるが、雨にあてれば水やりとしてカウントする。
水やりが面倒という方には手間いらずでおすすめである。
(梅雨時期・秋口は軒下管理)

梅雨~夏

雨ざらしは株の調子を上げるので基本は雨ざらしで問題ない。
柱タイプのパキポディウムは水分過多で根腐れを起こす心配は少ないが、心配な方は梅雨後半は軒下へ移動した方が無難である。

梅雨明けからの時期は旺盛に生長するので株は水分を求めている。
2日に1回もしくは毎日水やりをしてもよい。

秋口

夜間の最低気温15℃を下回るころから水やりのペースを徐々に落としていく。
雨ざらしは避ける(軒下管理へ移動)
水やり頻度を落とすことで株を休眠状態へ誘導する。

冬場

屋内管理へ移行したら水やりは月に1回用土が軽く湿る程度おこなう。
株が休眠していなくても低温期は根の活動が停滞している。
多量の水は根腐れを起こす恐れがあるので注意する。

完全に断水しても枯れることは無いが、用土を軽く湿らせて根の先端が枯れるの防ぐ
根の先端を枯らさないことで休眠明けの立ち上がりが良くなる

注意点

毒性

パキポディウムの樹液には毒性がある(※1)
毒性は低い部類ですが、剪定などの作業で手に樹液が付着した際は速やかに洗い流すこと。
またペットが葉などを誤食しないよう置き場所にはご注意ください。

根腐れ

パキポディウム育てる上で一番注意が必要なのは根腐れである。
休眠期・休眠明けは根の活動が停滞しているため、多量の水やりは根腐れの原因になる。
詳しくは春先・冬場の項目を参照

冬場の管理

置き場所

パキポディウムは寒さには弱く冬場は屋外での冬越は不可である。

夜間の最低気温10℃を下回る前に株を屋内へ移動する。
日光と昼間の温度確保のため、日当たりの良い窓辺に株を置くことを推奨する。
最低気温10℃はキープできる環境が望ましい。

自生地環境から考えてもパキポディウムは耐寒性は備えていない。
過去に軒下越冬を試みたが、氷点下を記録するころには塊根部がブヨブヨになり死滅した。
パキポディウムを育てるには冬場に屋内で管理できる環境が必須である。

水やり

屋内管理へ移行したら水やりは月に1回用土が軽く湿る程度おこなう。
株が休眠していなくても低温期は根の活動が停滞している。
多量の水は根腐れを起こす恐れがあるので注意する。

完全に断水しても枯れることは無いが、用土を軽く湿らせて根の先端が枯れるの防ぐ
根の先端を枯らさないことで休眠明けの立ち上がりが良くなる

害虫

環境によってはアブラムシ・ハダニ・カイガラムシが葉につくことがある。

対処方法
①粘着テープ・つまようじ等で害虫を付着させ取り除く
②殺虫剤の使用
スプレータイプの殺虫剤、浸透移行性剤(葉や根から薬剤を吸収して植物自体に一定期間の殺虫効果を持たせる)などがある


まとめ

パキポディウム ゲアイーの育て方
注意すべき点は時期による水やりと冬の置き場になります。
これから育てようと考えている方の参考になれば幸いです。

パキポディウム ゲアイーの育て方

※時期の目安は太平洋沿岸部の地域(具体的には静岡県中部の平野部)を想定しています。
お住いの地域や山間部など地形的要素で時期が前後します。
桜の季節や夜間の最低気温などを目安にしていただければ失敗は少ないと思います。

参考文献
パキポディウム ゲアイーの育て方
※1Anurag A. Agrawal1,2,7, Aliya Ali1,5, M. Daisy Johnson1,6, Amy P. Hastings1, Dylan Burge3, and Marjorie G. Weber4
”Toxicity of the spiny thick- foot Pachypodium”
https://www.researchgate.net/publication/324709242_Toxicity_of_the_spiny_thick-foot_Pachypodium

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