
どーも!
土地なしサラリーマンの
くさおです
キリン団扇の台木パワーがハンパないとの噂をよく耳にします。
ずっと気になっていたので、思い切ってメルカリで購入

100本セット
このまま差し木にしても面白くないので、発根速度の比較実験をしてみます。
下準備
考えるのに時間がかかりそうだったので、先に下処理をしました。

葉がついていると蒸散により水分が失われていくので、先に余分な葉をカットします。

これを100本
途中茎が折れたりで最終的に106本になりました笑

計画をねっていきます…

そして1週間経過…
ようやく決まった実験内容がこちら
目的:優位な発行方法をみつける
方法:通常発根、発根剤促進剤、密封さしの条件で比較し、どれが発根までの時間が早いか確認する。
実験体:キリン団扇
条件
①基本条件(カット後1週間乾燥し植込み)
②発根剤使用(オキシベロン)希釈倍数2,4,8,16倍 浸漬時間:10秒
③密封さし 発根剤、密封さしは切り口を接着剤で固め即日植込み
サンプル数:各17本
確認方法:実験開始日から2週間、1ヶ月、1.5ヶ月経過時点で目視にて発根の有無を確認する。発根率集計。分散分析
名付けてキリン団扇発根ダービー

穴がないことを祈ります
実験

だらだらと考えている間に発根しています。
カットして仕切り直しです。

差し木のサイズ仕分けを行います。
大きい枝ほど発根が早いと予想されます。とあるに条件偏ると実験の結果を左右する事態になりかねません。大中小を各条件へ均等に割り振ります。

はぃ!

あ〜疲れた…
①基本条件

普通に差し木したらどれくらいで発根するか?これをやらないと比べようがありません。
差し木の切り口をカットして室内で1週間自然乾燥→その後植え込み
これを今回の基本条件とします。
②発根促進剤(オキシベロン)

オキシベロン条件の仕込みを進めます。
使用方法を見てもサボテン・多肉植物の記載はありません。メーカーに確認したところデータが無いので自分で調べてほしいとのこと。

わかりました
というわけで調べます。
メーカーからのアドバイスは濃度が濃いとかえって発根を阻害する 切り口が乾く前に薬液に漬ける 薬の効き方=薬液濃度×浸漬時間
条件::希釈濃度:2,4,8,16倍 浸漬時間:10秒

↑オキシベロン原液

2倍!

4倍!

8倍!!

16倍!!
差し木の先端をカットして

ディッピング!!
おらー!!

乾燥

ふぅ…

薬液が乾燥したら切り口を接着剤で固めます。

これをやる理由は①切り口から腐るのを防ぐため②切り口から虫に食い破られるのを防ぐため
最速で発根させるという観点から、自然乾燥に頼らず接着剤で即固定→即植え込みというやり方にしました。

昔は植物接着剤とかかわいそう😢とか思ってましたが、
切り口から虫に食い破られたのがトラウマになりこのようなやり方を採用しました。

ゼリータイプの接着剤は固まるとコート感が出るの保護膜的な意味合いで採用しています。
SNSでレジンボンドを使っている方がいましたが、そちらのが良さそうです。

そして接着剤が固まるまで乾燥

その後ハウスへ移動して植え込みです

日が暮れるなら85本植え込みしました
③密封さし
こちらは熱帯植物栽培家の杉山さんがアグラオネマの差し木で提唱した方法を流用しました。
サボテンでは未確認なので腐る可能性大です。

差し枝をカットし切り口を接着剤で固める→植え込み
カビが怖いのでベンレート水和剤を吹きかけます。

チャック付きの袋に入れて密封
その際なるべく空気を抜くのがコツだそうです。その後光の当たらない棚下で保管。

密封状態で暗闇にある差し木は、空気が少なく光合成ができないので葉を展開できない→仕方がないので根を生やす方に方向転換という理論だったと記憶してます。(間違ってたら指摘ください)

密封状態なのに酸欠で死なないのがすごいですね。あくまでこれはアグラオネマの話なので上手くいけばひとつの可能性になるかと思ってます。
ランダム配置
密封さし以外の条件は同一場所で管理していきます。
ただ場所によって日当たり、風当たりが微妙に違って発根に影響してくる可能性は考えられます。
場所ごとにそんな要素を細かく調べるのは無料なので、ランダム配置を利用していきます。

乱数表などやり方はいろいろありますが、私はアプリの力をかりました。

ランダムに表示される数字に対応した場所へ粛々と鉢を置いていきます。

このようにあえてランダムに設置していくことで、場所による偏りを目立たなくしていきます。

とは言いつつけっこう偏ってる気がするなぁ…
アプリも同じ番号が出て欠陥ありです。

でもこれでいいんです!!

腰水張って、遮光ネット張って実験準備完了です。

①基本条件は1週間後に植え込みます。
これより実験スタートです!
2週間経過時には差し枝を抜いて発根を確認してみます。
ではばーい!
コメント